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大阪・関西万博開催記念 春季特別展 大阪の民藝運動―三宅忠一の眼—(大阪日本民芸館)
大阪における民藝運動は、民藝運動同人の三宅忠一(1900-1980)が「日本工芸館」を設立したことをひとつのきっかけとして動き出します。柳宗悦の『工藝の道』を読み民藝運動に参加した三宅は、1950年大阪市に「日本工芸館」を設立し(現在は休館)、日本各地の優れた工芸品の美しさを関西で広く紹介しました。同時に、九州を中心に様々な産地の状況にも目を向け、工芸品の生産と支援にも力を尽くしました。しかし、当時の運動のあり方に疑問を抱いた三宅は、1959年に柳が会長を務める「日本民藝協会」を離れ、「日本民芸協団」を設立しました。以降は日本工芸館と日本民芸協団を拠点に、独自の民藝運動を展開していきます。
その後、1970年の大阪万博開催の折に、日本民藝館と関西財界有志によりパビリオン「日本民藝館」が出展されます。1972年には建物と収蔵品の一部を引き継ぎ「大阪日本民芸館」が開館し、現在まで国内外の工芸品や作家による新作を中心に蒐集・展示を行っています。
大阪にはこうしたふたつの民藝運動が存在し、それぞれに独自の活動を続けながら今日に至っています。本展では、三宅忠一から始まった大阪の民藝運動の足跡を、日本工芸館と大阪日本民芸館の作品を通してご紹介します。
■開催日時
2025年3月6日(木)~7月15日(火)
午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
■休館日
水曜日
■場所
大阪日本民芸館(千里・万博公園内)
https://www.mingeikan-osaka.or.jp/
■料金
一般:710円、高大生:450円、小中生:100円
※当観覧券で、自然文化園・日本庭園にもご入園可能です。
■アクセス
阪急京都線・南茨木駅、阪急千里線・山田駅、阪急宝塚線・蛍池駅より、大阪モノレール乗換、「万博記念公園駅」「公園東口駅」が便利です
■WEB サイト
https://www.mingeikan-osaka.or.jp/2025/02/13/%e5%a4%a7%e9%98%aa%e3%81%ae%e6%b0%91%e8%97%9d%e9%81%8b%e5%8b%95/