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池大雅展 山水颯爽(京都文化博物館)
池大雅(1723~1776)は、近世日本の文人画史を代表する巨匠の一人です。大雅が生を受けたのは、江戸幕府成立100年を経て、社会・経済が十分に成熟した江戸時代中期の京都。好奇心旺盛で学識に溢れたこの都市の住人に囲まれ、少年時代から書画に才能を発揮した大雅は、同時代の最新のモードであった中国の文人文化に大きな興味と憧れを抱き、書画家としての人生を歩み始めます。諸国を歴訪して見聞を深め、古今の漢詩、学問に触れ、まだ見ぬ大陸への憧れを自由でおおらかな独特の筆さばきで表現しました。その作品は非常に表現主義的、個性的なもので、新たな文化を貪欲に求めていたこの時代に多くの支持者を集めました。一方、彼自身は世俗の名利を意に介すること無く、古の君子、詩人のごとく雅・高潔さを追い求めたと伝えられています。文人画家として自らの個性を確立した大雅、そしてその生き方を喜んで支えた人々。大雅の生き方とその芸術作品は、まさしく18世紀の近世社会が産み出した豊かさを物語るものです。本展示では、池大雅美術館より寄贈され現在京都府が収蔵する池大雅のすぐれた書画および関連資料の数々をご覧頂きます。
■開催日時
2024年9月28日(土)~11月24日(日)
午前10時~午後7時30分(入場は午後7時まで)
■休館日
月曜日(ただし10月14日、11月4日は開館)、10月15日、11月5日
■場所
京都文化博物館 2階総合展示室
https://www.bunpaku.or.jp/
■料金
一般:500円(400円)、大学生:400円(320円)、高校生以下無料
※( )内は20名以上の団体料金
※総合展示(2階)とフィルムシアター(3階)をご覧いただけます。
(フィルムシアターは催事により別途料金が必要な場合があります)
■アクセス
阪急京都線・烏丸駅下車、16番出口から高倉通りを北へ徒歩約7分
■WEB サイト
https://www.bunpaku.or.jp/exhi_sogo_post/20240928-1124-2/